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 薫はゲームデザイナー志望だった。ノートに書かれている有楽会(うらくかい)というのは、薫が友人の鉄(てつ)とともにつくろうとしていたゲーム、『函(はこ)のなかの少女』に登場する組織の名前だ。有楽会は明治維新後つくられた宗教団体から派生したとされている。そのゲーム自体は、薫と鉄との製作方針の対立で、完成していない。